
在宅医療とは、通院が困難な患者さんが”自宅”に居ながら医師の訪問診療や、看護師の訪問看護等を受けることで病気を治療、管理していく医療です。
日本の医療は1970年頃から急速に「病院医療」が中心になりはじめ、慢性期の患者さんであっても身体に障害があり通院が困難であれば、入院し病院で過ごすことが当然となっていました。
しかし、患者さんの生活の質を確保するためには、可能な限り住み慣れた”自宅”において療養生活を送ることが望ましく、生活面の支援とともに、病状に応じた適切な医療を提供できるよう、在宅医療を推進することが重要になっています。
私たちは患者さんの病状に応じた適切な医療が”自宅”において受けれるように努力します。

在宅ホスピスとは、患者さんの生活の場である”自宅”において実施されるホスピスケアのことをいいます。”自宅”は患者さんや家族が最も安心できる場所であり、自らの意思を実現できる場所です。したがって、在宅ホスピスケアは、最期の日々を”自宅”で過ごしたいと願う患者さんや家族を援助して、その希望を叶えるためのケアです。
在宅ホスピスケアにあたっては、患者さんと家族の理解と同意が最も重要視されます。在宅ホスピスケアを受ける患者さんは、いつでも自由に、施設ホスピスへの移行や延命を目的とした治療への変更を希望することができます。
私たちは患者さんの希望を最大限に尊重していきます。
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